ソフォスは、2004年におけるコンピュータウイルスの報告数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。 Netsky-Pワームが全ウイルス報告の4分の1近くを占めたてトップになったのをはじめ、Netskyの合計5つの亜種が年間トップ10に入っており、2004年はNetskyの年となってしまったことを物語っている。このNetskyと、3位となったSasserは、いずれも5月に逮捕されたドイツ人の18歳少年が作ったとされる。2004年のウイルス報告数の50%以上が1人のティーンエージャーのしわざによるものということになった。 2位となったZafi-Bも、マスメーリング型で、6月の発見以来、勢力が衰えることなく依然として拡散している。また、トップ10ウイルスの全てが、Windows32タイプのウイルスとなっている。マイクロソフトのソフトウェアとそのユーザーを狙う傾向は来年以降も続くと思われる。●ソフォスの2004年における「年間トップ10ウイルス」 [1位] W32/Netsky-P (22.6%) [2位] W32/Zafi-B (18.8%) [3位] W32/Sasser (14.2%) [4位] W32/Netsky-B (7.4%) [5位] W32/Netsky-D (6.1%) [6位] W32/Netsky-Z (3.7%) [7位] W32/MyDoom-A (2.4%) [8位] W32/Sober-I (1.9%) [9位] W32/Netsky-C (1.8%) [10位] W32/Bagle-AA (1.6%) その他 19.5%