今回公開された修正プログラムは11本で、内訳は緊急が8本、警告が1本、重要は1本になっている。これらの多くは、Windows 2000/XP、Internet Explorer 6.0/5.5/5.01が影響を受ける。
Internet Explorerでは、CSS(カスケードスタイルシート)、クロスドメインセキュリティモデル、インストールエンジン、ドラッグアンドドロップ、画像タグのスクリプトの処理に問題があり、悪意があるHTMLを開くとリモートからコードが実行される恐れがある。ほか、表示されているWebページとは異なるURLがアドレスバーに表示される不具合も報告されている。
また、Windowsの各バージョンに実装されているNNTP(Network News Transfer Protocol)、SMTP、zip形式の圧縮フォルダ、NetDDE(Network Dynamic Data Exchange )、シェル、WebDAV XML Message ハンドラなどの脆弱性により、リモートからコントロールされる恐れがあるとしている。
《安達崇徳》