インテルとウォルト・ディズニー・ジャパンがこのほど共同開発した新コンテンツ「ミッキーシンフォニー」とはいかなるものか? 千葉・舞浜のディズニーアンバサダーホテルで開かれた発表会では、記者会見に続いて「タッチ・アンド・トライ」と題した体験デモが行われた。 会場には9台のパソコンが用意され、「ミッキーシンフォニー」に含まれる3つの楽曲のうち「動物の謝肉祭」がお披露目された。会場には一般の女性客も詰めかけ、インストラクターから説明を受けながらめいめいマウスを操作。ユーザの指示どおりに映像が動くと、あちこちで歓声が上がった。 そこでさっそく記者もパソコンの前に座り、いざ実地体験をば。マウスを操作するタイミングは、人気キャラクターのティンカーベル(妖精)が登場したあとだ。 ここでマウスを左クリックすると、画面上のカーソルの位置にアイコンがあらわれる。そしてこれ以降にマウスをぐるぐる動かすと、あな不思議。画面上ではキャラクターのチップとデールが楽しそうに森を走り回っているが、なんとマウスの動きに合わせて彼らの見える角度がさまざまに変わるのだ。 たとえばマウスをぐるりと360度回転させると、ユーザはあたかも彼らの向こう側にいったん回り込み、またもとの位置に戻ってきたような錯覚にとらわれる。実際には、動いているのはユーザではなくもちろんキャラクターなのだが。 今後、ブロードバンド・コンテンツの技術開発がさらに進めば、おそらくこの「ミッキーシンフォニー」のようにユーザをさまざまに幻惑するシミュレータばりの楽しいコンテンツが続々と登場するに違いない。 インテルとディズニーが演出する、まさに「イリュージョン」の世界。10月後半のサービス開始が楽しみだ。