NECは、異なるVoIPネットワークを接続できる「セッション・ボーダー・コントローラ」を発売した。 製品は、NECのSIPシグナリングゲートウェイ「CX3820-SF」と、Brooktrout TechnologyのVoIPメディアゲートウェイ「SnowShore Media Firewall」で構成されており、最大5000セッションが同時接続可能。 異なるコーデックを使用している網や、プライベートIPアドレスの設定されたIP電話機がある網、IPv6によるVoIP網なども相互接続でき、冗長化構成にも対応している。また、DTMF音サポートによるプッシュサービスの提供も可能となっている。 セッション・ボーダー・コントローラについては、STNetと東北インテリジェント通信(TOHKnet)が導入を決定しているということで、STNetは個人向け光サービス「ピカラ光サービス」のIP電話サービス「ピカラ光でんわ」に、TOHKnetは東北6県+新潟県のCATV事業者やISP向けに提供する「トークIPフォン」にそれぞれ活用されるという。 価格は1,947万円からで、3年間で50セットの販売を見込んでいる。