トレンドマイクロは、ショップブランドと中古PCに向けた「ウイルスバスター2004 インターネット セキュリティ」のOEM提供を本格的に開始する。 提供されるのは、期間限定版の「ウイルスバスター2004 インターネット セキュリティ 30日評価版」または「ウイルスバスター2004 インターネット セキュリティ 90日版」。有効期限が切れたウイルスバスターについては、シングルユーザーパックは8,925円、2ユーザパック13,440円(いずれも税込み)で製品版に更新できる。 GMS総合研究所、ギガスケーズデンキ、コジマ、上新電機、ソフマップ、九十九電機、ヤマダ電機など計25社へのOEM提供が決まっており、すでに5月中旬からプリインストールされたPCが登場しているという。 なお同社では、1年間で75万台分のPCにOEM提供する目標だ。 ちなみに同社では、ウイルス対策ソフトをPCにプリインストールすると、有効期限を過ぎてもユーザが気が付かない恐れがあり、この結果、セキュリティ対策を怠ったままインターネットに接続されている可能性を指摘している。そのため、ウイルス対策ソフトのプリインストールは、被害を縮小させていると思われているが、実は拡大させていることも考えられるため、これまでOEM事業には参入していなかった。 しかし、「WORM_MSBLAST」や「WORM_SASSER」のようにインターネットに接続しただけで感染するウイルスの登場や、年代による対策のばらつきなどが見られることから、OEM事業への本格的な参入に踏み切ったとしている。