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インテルの最新デスクトッププラットフォームの特徴 |
Pentium 4の新ラインアップは、Pentium 4 Extreme Edition(XE) 3.40GHzと、Pentium 4 560(3.60GHz)/550(3.40GHz)/540(3.20GHz)/530(3.00GHz)/520(2.80GHz)。いずれも新パッケージのLGA775を採用し、800MHzのFSBとDDR2-533メモリをサポートしている。2次キャッシュは500シリーズが1Mバイト、XEが512Kバイトで2Mバイトの3次キャッシュも装備する。
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Pentium 4 Extreme Edition用LGA775パッケージ |
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Pentium 4 500シリーズ用LGA775パッケージ |
なお、デスクトップ向けCPUとしては、初めてのプロセッサナンバーの導入となる。
価格(1,000個受注時の単価)は以下のとおり。
・Pentium 4 XE(3.40GHz):114,200円
・Pentium 4 560 (3.60GHz):72,820円
・Pentium 4 550 (3.40GHz):47,670円
・Pentium 4 540 (3.20GHz):31,780円
・Pentium 4 530 (3.00GHz):24,920円
・Pentium 4 520 (2.80GHz):20,350円
・Intel 925X Expressチップセット:5,720円
・Intel 915P Expressチップセット:4,230円
・Intel 915G Expressチップセット:4,690円
925Xはハイエンド向け製品で、DDR2メモリ専用でECC機能に対応。915シリーズはメインストリーム向け製品で、DDRメモリとDDR2メモリの両方をサポートする。FSBはいずれも800MHz。
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Intel 925/915 Expressチップセットの進化点 |
915Gに内蔵されるグラフィックス機能「Graphics Media Accelerator 900(GMA900)」は、コアクロックが333MHz、メモリ帯域幅が従来の4倍で、224Mバイトメモリまでサポートする。GMA900の性能は、同社が行った3DMark 2001 SEベンチマークテストによると、845G「Extreme Graphics」の2.84倍、865G「Extreme Graphics 2」の1.7倍としている。
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GMA900のグラフィックス性能 |
上記以外のスペックは、925Xと915シリーズで共通だ。PCI Expressのバス帯域は、従来の約4倍にあたる500Mバイト/s(上下合計)。
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グラフィックスバスには、帯域幅8Gバイト/s(AGP8X比4倍)のPCI Express x16を採用し、従来のボトルネックを解消したという。
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ICH6のサウンド機能「High Definition Audio」(開発コードAzalia)については、ICH5(AC97)の96kHz/20ビット/2chから、192kHz/24ビット/7.1chオーディオへ大幅に強化された。さらに、主要な民生オーディオフォーマットもサポート。
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サウンド面も大幅に強化 |
主なインターフェースは、シリアルATA×4、USB2.0×8、PCI Express×4、PCI Express x16×1。
サウスブリッジのラインアップは、通常のICH6をベースに、RAID(0、1)機能付きのICH6R(プラス3ドル)、IEEE802.11b/g対応のワイヤレスコネクト機能付きのICH6W(プラス5ドル)、RとWの両機能が付いているICH6RW(プラス7ドル)の計4種類を用意。
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ICH6R/RWではRAIDレベル0/1をサポート |
RAIDレベル0のストライピングとRAIDレベル1のミラーリングをサポートしたことにより、高可用性を実現している。
そのほか、会場にはインテル製マザーボードや、Pentium 4 500シリーズを搭載した各メーカーの新製品または参考出品モデルが多数展示されていた。
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LGA775版Pentium 4対応マザーボード |
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Pentium 4 560搭載のDimension XPS Gen3(デル) |