トレンドマイクロは、Internet ExplorerとOutlook Expressの脆弱性を使って感染を広める新型ワーム「WORM_WALLON.A」(ウォールオン/以下、WALLON.A)について、イエローアラートでの警告を行っている。 WALLON.Aは、ヨーロッパ(主にドイツ)、中東、アフリカ地域で感染が広まっているワームで、電子メール上のリンクをクリックすると、セキュリティホールを使ってプログラムが不正にダウンロードされ、実行されるというもの。 ワーム本体をメール本体に添付するのではなく、リンクを含むメールとして感染が広まるため、「添付ファイルを開かなければ安心」とはいかない。現在のところ日本では流行していないようだが、亜種の登場でどうなるかは不明なため、Windows Updateによるセキュリティ修正の導入や、アンチウイルスソフトの利用など、十分に対策しておいていただきたい。