キヤノンは22日、04年12月期連結決算の見通しを上方修正し、当期利益107億円と従来見通しよりも15.1%増となる14億円を上積みした。 同社は上方修正の理由として、競争が激化するデジタルカメラ市場において新製品7機種をタイムリーに市場投入して好調に売上を伸ばし、トップシェアを維持。また、インクジェットプリンタでもトップシェアを獲得し、インクカートリッジなどの消耗品需要も増加した。ビジネスソリューション事業では、カラー複合機やカラーレザープリンタの販売も好調に推移し、稼動台数の増加に伴って保守サービスやトナーカートリッジの売上も伸びたことなどを原因としている。 なお、売上高は従来予想より250億円多い8150億円としている。