JavaやFlash、BREWなどさまざまなプラットフォームを搭載しソフトウェアが動くようになった携帯電話だが、そろそろPCと同じようなセキュリティ対策が必要になってきたようだ。 ドコモと米Network Associates(NAI)は、共同で携帯電話向けのウィルス対策エンジンとパターンファイルの配信システムを開発した。 両社は、移動通信サービスの拡大により、端末におけるOSの共通化、仕様の公開、アーキテクチャーの統一が進むと予測。これらのことから、将来的には携帯電話をターゲットにした攻撃も発生すると結論付けている。さらに、ネットワーク側でもこれらの対策ができるが、クライアント側でも行い相互に補完する必要があるという。 そのため、両社は携帯電話向けのウィルススキャンエンジンの開発に至った。 なお、2004年内をめどにこれらの技術を携帯電話に導入すると共に、国際標準機関などへの提案も検討するとしている。