シマンテックは、マイクロソフトからのメールを装うワーム「W32.Sobig.C@mm」(Sobig.C)について、感染報告数が拡大しているため、危険度評価をこれまでの2から3に引き上げた。 Sobig.Cは、送信者を「bill@microsoft.com」、本文を「Please see the attached file」(添付ファイルをご覧ください)とするマスメーリングタイプのワーム。メールボックスやアドレス帳、HTMLファイルなどからメールアドレスを収集して自分自身を再送信するほか、LAN経由でも感染拡大(ネットワークフォルダを列挙してスタートアップフォルダに本体をコピーする)が可能。 シマンテックによれば、Sobig.Cは2003年6月8日に活動を停止するよう作られているとのことだが、感染しないに越したことはない。ウイルス定義ファイルのアップデートが行われているかなど、あらためて確認しておこう。