NTT西日本が提供する公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」は、今後の展開計画を発表した。これによると、2003年度中に66都市3,000か所にアクセスポイントを設置するなど大幅な拡大になりそうだ。 まず、6月までに、政令指定都市、県庁所在地クラスの都市を中心にアクセスポイントを設置するとした。これにより、政令指定都市を中心に5市のみに設置されていたアクセスポイントだが、一気に66都市に拡大する。 また、170もの事業者がアクセスポイントの設置に協力するとのことだ。この170社(団体)は、ホテル、商工会議所、商店街、自治体、鉄道会社、ファーストフードチェーンなど多岐にわたっている。 さらに、2003年度中にアクセスポイントの設置場所を3,000か所に増やすと目標を発表した。フレッツ・スポットは2002年6月にサービスを開始しており、当初は2003年3月までに2,000スポットに拡大すると目標を掲げていた。しかし、今のところ176か所(3月末現在)にとどまっている。 同社では、利用者獲得のためにはどこでも使える環境を用意する必要があるとして、今回の思い切った拡大に踏み切ったとしている。ちなみに国内にあるアクセスポイントは、今のところ1,500程度(RBB TODAY調べ)となるため、西日本だけで3,000か所はかなり大きな数字といえるだろう。 なお、2003年度中に2万契約を目指すとしている。●4月末までにあらたにサービスを開始する都市 神戸市、静岡市、浜松市、沼津市 岐阜市、金沢市、富山市、福井市 広島市、岡山市、松江市、下関市 松山市、高松市、北九州市、熊本市●6月末までにあらたにサービスを開始する予定の都市 堺市、東大阪市、豊中市、枚方市 高槻市、八尾市、茨木市、寝屋川市 岸和田市、守口市、門真市、摂津市 姫路市、尼崎市、西宮市、加古川市 伊丹市、奈良市、大津市、草津市 和歌山市、豊田市、豊橋市、岡崎市 春日井市、一宮市、津市、四日市市 小松市、高岡市、福山市、呉市 倉敷市、鳥取市、山口市、徳島市 高知市、久留米市、佐賀市、長崎市 佐世保市、大分市、宮崎市、鹿児島市 那覇市