ソニーとSo-netは、5月7日よりIPv6を用いたAV機器へのコンテンツ配信の実験を開始する。実験期間は約2か月間。 この実験では、モニタにブロードバンドAVルータとHDDビデオレコーダの「コクーン」を配布、IPv6ネットワークと組み合わせてコンテンツを配信する。コンテンツは、ソニーグループ各社はもとよりテレビ局など合計9社から提供される。 モニタの対象は、「So-net ADSL」とフレッツ・ADSLの8Mまたはモアの対応コースを契約しているユーザ。該当者には、3月下旬頃にメールで案内を行うという。 同社では実験の結果をもとに、IPv6ネットワーク上で利用できるネットワーク家電と、So-netとブロードバンドAVルータが連携したサービスの強化や新サービスの開発を進めるとしている。 これまでのIPv6接続の実験は、接続性の検証を行うものが多かった。しかし、先日発表になったKDDIの実験ではモバイルや家電が中心となり、今回のソニーではAV機器が中心になっている。これにより、IPv6における開発の中心は、接続技術からサービスやアプリケーションに移行してきているといっても過言ではないだろう。 コンテンツを提供するのは以下の9社。 アニマックスブロードキャスト・ジャパン エー・アイ・アイ サイバー・コミュニケーションズ スカイパーフェクト・コミュニケーションズ 全国朝日放送(テレビ朝日) ソニー・ピクチャーズエンタテインメント ソニーマーケティング ソニー・ミュージックエンタテインメント 電通