公衆無線LANサービス「ネオモバイル」(NTT-ME提供)と「無線による、駅でのインターネット接続実験(以下、駅での無線)」(東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本テレコム提供)がエリアローミング実験を開始する。実験期間は、11月11日10時より19日までの9日間。 対象となるのはNTT-MEのネオモバイルモニタのみ。駅での無線を利用したいネオモバイルモニタは、駅での無線のモニタに登録すれば、東京駅や札幌駅など駅での無線を実験している10駅で公衆無線アクセスサービスを利用できるようになる。 今回のエリアローミング実験は、双方の公衆無線LANアクセスが、今後もローミングできるかどうかを検証するために実施されるものだ。具体的には、認証方式が動作するかどうかといった技術的な部分と、モニタによるアクセスポイントの利用頻度・利用状況などの実態調査を行うサービス面の両面を検証することになる。今後、NTT-MEはネオモバイルの商用化を前提に、他の公衆無線LANサービス事業者とのローミングサービスを検討していくとしている。 各サービスが利用できるアクセスポイントは以下のとおり。■ネオモバイル 東武鉄道:新越谷駅、浅草駅、池袋駅 相模鉄道:横浜駅、大和駅、緑園都市駅、湘南台駅 DOCUMENT HUB Akasaka、NTT-ME本社、ChinaRoseCafe am/pm:一番町本社ビル店、東戸塚店■駅でのインターネット接続実験 JR東京駅、JR新宿駅、JR渋谷駅、JR上野駅 JR品川駅、JR横浜駅、JR成田空港駅 JR空港第2ビル駅、JR札幌駅、JR仙台駅 なお、「駅での無線」サービスは、このローミング実験後、11月19日24時をもっていったん休止される。再開予定は“来年早期”とのことで、現時点で詳細は明らかではない。なお、札幌駅パセオについては、11月20日から30日までの期間、貸出端末からのインターネット接続は利用可能とのことだ。