公正取引委員会は、電気通信事業分野に関する政府規制等と競争政策を検討するため、電気通信事業ワーキンググループを9月上旬に開催する。 このWGでは、市場のとらえ方や望ましい制度のあり方、公正競争を確保する方策、ユーザ視点での望ましい規制のあり方などが検討される。現在、電気通信事業者は伝送路を所有するかどうかで第一種・第二種に分類されており、それぞれ参入・退出規制や料金・サービス規制などに違いがある。しかし、一種・二種の区分は「現状にあわない」として廃止される方向となっており、これに対応して、あらたな競争確保の方策や消費者保護策が求められている。 第一回のWGが9月上旬に開催され、11月中をめどに結論がまとめられる予定。