三重県ケーブルテレビ協議会は、県内のケーブルテレビ8社が共同で、NOTASIPベースのVoIPサービスの実用実験を開始すると発表した。実験開始は2月の予定。 実験に参加するのは、勢慶映像ネットワーク、CTY、ケーブルネット鈴鹿、ZTV、伊賀上野ケーブルテレビ、名張21世紀ケーブルテレビジョン、松阪ケーブルテレビステーション、ITVの各ケーブルテレビ事業者と、サイバーウェイブジャパン。 NOTASIP対応のターミナルアダプタ(ワールドアクセル製)に電話機を接続するため、電話感覚でVoIPが利用できる。ダイヤルされた電話番号とIPアドレスの対応については、サイバーウェイブジャパンに設置された電話帳サーバが管理するという構成になる。ターミナルアダプタは、実験中は無料で提供される。 NOTASIP方式は、他のVoIP向けプロトコルよりもシンプルなため、実験から本格サービスへの移行に際して、スケーラビリティの面で有利だという。