NTT-ME、理経、東洋コミュニケイションズの3社は、ブロードバンドインフラを使ったホテル向けのVoDサービスの提供に関して合意、販売を開始すると発表した。 本サービスは、ホテルやマンションの電話交換室にビデオサーバを設置し、客室や部屋のテレビにはわくわくステーションBBを接続して提供される。本システムに使用されるわくわくステーションBBは、IPベースで動画を受信することから鮮明な画像を提供できる。また、客室や部屋のテレビや既存の電話回線が利用できることから、従来のシステムよりも安価で容易に導入できるメリットがある。 館内インフラには、最大15Mbpsで電話音声とデータ通信が可能なIntellPOP(インテリポップ)システムを採用している。わくわくステーションは米EnReachが新たに開発したブロードバンド用の製品、IntellPOPシステムは米TUT SYSTEMSの開発したVDSL製品で、ともに理経が販売代理店を務める。 約50室程度の既存ホテルの場合、約2,300万から導入できる。初年度は約20システム・約5億円、3年後には約150システム・約30億円の売上を見込んでいる。 将来的には、映像コンテンツのメインサーバから導入ホテル・マンションに設置された映像サーバへのコンテンツ配信はネットワークを使用して行うことも検討しているという。