“ヤングケアラー”の葛藤を描く……創作テレビドラマ大賞受賞の『月食の夜は』がNHKで放送決定! | RBB TODAY
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“ヤングケアラー”の葛藤を描く……創作テレビドラマ大賞受賞の『月食の夜は』がNHKで放送決定!

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『月食の夜は』
  • 『月食の夜は』
  • 『月食の夜は』 (c)NHK

 次世代の脚本家を育てるために、毎年放送作家協会とNHKが共催で行っている『創作テレビドラマ大賞』。このほど、第46回(2021年)で大賞を受賞した『月食の夜は』がドラマ化し、3月25日22時~22時44分にNHK総合で放送されることが決定した。

 『月食の夜は』は、天文好きの中学3年生・宮内駿が、同じクラスの岸本翠を好きになるところから始まる物語。告白するも結果は惨敗。しかし、駿は翠が実は人知れず心の病を患う母の面倒を見てる“ヤングケアラー”であることを知る。母のケアで勉強も休息も叶わない翠の葛藤を知った駿は、自分の無力さを痛感しながらも何とか助けたいともがく。そして、翠が傷ついたある夜、駿は“これを逃したら12年後”と言われる珍しい月食を見ようと誘い出す……。脚本の竹川春菜がヤングケアラーとしての体験を持つ当事者たちから取材して立ち上げたオリジナルのストーリーだ。

 主演の2人はオーディションで抜てき。駿役の吉田日向は「これは月食から始まる、未来を描ききれない2人の物語。初めての事ばかりで、沢山の方々に助けていただいた撮影でした。その中で積み重ねた、宇宙への憧れ、将来への不安、そして何より翠のことが『好き』という想い。そんなひたむきな駿と僕が向き合った日々。ラストシーンで感じた感動は、言葉に出来ません。『好き』という想いだけで、人は誰かの為に勇気を振り絞る事が出来る、そう教えてくれた駿とこの作品が、僕は大好きです」と思いをコメント。

 翠役の外原寧々は「翠は自分の気持ちに蓋をして、常に限界のラインで過ごしている繊細な子です。スタッフさんと話し合いをしながら、丁寧に、大切に演じました。ヤングケアラーと呼ばれる方々がいることを、この作品を通して沢山の方に知って頂きたいです。少しでも周りの人を信じてみたり、希望を持てるきっかけになればいいなと思います」と作品に込めた思いを語っている。

 主題歌・音楽は優河 with 魔法バンドが手掛け、演出は相澤一樹が担当する。
《松尾》
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