【高校生の進路選択に地域の未来が映る】
株式会社TAKUMI-BASE(本社:愛知県一宮市、代表取締役:桑原 和孝)は、2024年に岐阜県内の高校・大学・専門学校に向けて、高校生向け就職応援本『COURSE』を11,000冊配布しました。あわせて実施した「進路に関する意識調査」には、5,645名の高校生から回答を得ており、本日その調査結果を公開いたします。
「初任給」「離職率」「県外流出」──進路選択に潜む課題
近年、高卒就職者の3人に1人が3年以内に早期離職しており、採用と定着のギャップが社会問題化しています。また、岐阜県の高校生の県内就職率は31年ぶりに69.2%を下回る水準となり、若年人材の県外流出が深刻化。
その一方で、高校生の就職観は多様化し、初任給・福利厚生・職場の雰囲気といった“リアルな職場環境”への関心が急上昇しています。
こうした背景を踏まえ、TAKUMI-BASEでは『COURSE』配布と並行し、「進路に関する意識調査」を実施しました。地元企業と高校生の架け橋を目指し、より良いキャリア選択を支援する狙いです。
【調査概要】
実施期間:2024年4月15日~7月31日
対象校:岐阜県内38校(COURSE配布校より協力)
有効回答数:5,645名
- 男子生徒:2,852名(50.5%)/女子生徒:2,793名(49.5%)
- 学年構成:1年生608名/2年生2,085名/3年生2,933名
【主な調査結果】
◆進路希望(Q1)
進学希望:60%(3,058名)
就職希望:28.3%(1,441名)
両方検討:10.4%/その他:1.3%
◆進学先の傾向(Q2)
4年制大学:42.7%
専門学校:32.8%
短期大学:8.1%/未定:16.4%
◆県内就職志向(Q3・Q4)
高卒後すぐの県内就職希望:46.8%
進学後の県内就職希望:22.8%
「未定」回答が高く、将来像に不安を抱える傾向も
◆企業研究の方法(Q5)
ホームページ(1,616名)が最多、次いで「家族に相談」「進路資料」
SNS(657名)やYouTube(246名)など、動画・ビジュアル重視の傾向も


企業に求めるものは「給与」より「雰囲気」?
Q7の結果では、「給与・手当(3,789名)」に次いで、「仕事内容(3,639名)」「休日・休暇(3,562名)」「職場の雰囲気(3,160名)」が上位に。
企業の“中身”が重視され、単なる条件面より「働きやすさ」「現場の空気感」が重要視されていることが分かりました。
人気の職種は「製造」「美容」「公務員」など
Q8では、職場見学・インターン希望として、「製造(1,035名)」「美容(752名)」「飲食(725名)」「公務員(587名)」など幅広い業種が挙げられました。
一方で、情報通信・クリエイティブ・福祉分野など新たな関心も見られ、職種の多様化が進んでいます。
高校生のリアルな声(抜粋)
「女性が働きやすい制度を知りたい」
「職場の雰囲気がわかる動画があれば安心」
「従業員の男女比や年齢層も気になる」
「どうして今の職場を選んだのかを知りたい」
【今後の展望】
TAKUMI-BASEでは、冊子『COURSE』の配布だけでなく、職場体験イベント「COURSE EXPO」や企業取材、高校への訪問活動などを通して、企業と学生が直接つながる機会を創出しています。
今回の調査結果をもとに、企業の採用活動がより魅力的に、そして高校生の“ミスマッチのない未来”につながるよう、今後も活動を継続してまいります。
【詳しくはこちらを確認ください】
https://www.takumi-base.com/course-gifu-kousotsu22/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社TAKUMI-BASE(COURSE事務局)
〒491-0854 愛知県一宮市北園通3丁目2番地
TEL:0586-85-5917/FAX:0586-85-5920
MAIL:coursegifu-info@takumi-base.com
Web:https://www.takumi-base.com/
担当:桑原
配信元企業:株式会社TAKUMI-BASE
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