元祖“韓流四天王”として知られる俳優ウォンビンの目撃談が話題になっている。
最近、YouTubeチャンネル『流行語は言い訳で』（原題）では、飛行機でウォンビンと妻イ・ナヨンを目撃したキム・ヨンチョルのエピソードが紹介された。
番組にゲスト出演したキム・ヨンチョルは、飛行機の話題が出ると、「最近フランス・パリに行ったが、10時間寝ていた。それでも、フードをかぶっていても芸能人のような人がいた。誰だろうと思って確認したくなった」と切り出した。
続けてキム・ヨンチョルは、「トイレに行くついでに見てみたら、2人がいるようだった。寄りかかっていたのでよく見たら、イ・ナヨンとウォンビンだった」と、思いがけない人物を目撃したことを明かし注目を集めた。
彼は「ものすごくイケメンで美しい夫婦がいて、思わず『はぁぁぁっ』と声が出てしまった」と述べ、話を聞いたユ・ジェソクらは「それならいっそ声をかければよかったのに」「だったら挨拶しろよ」とツッコミを入れた。
俳優業の“停止”は15年目に
ウォンビンは今年1月に化粧品ブランドの広告映像に登場するなど、モデルとしての活動を続けている。
そもそも1977年11月10日生まれで今年48歳になるウォンビンは、1997年のドラマ『プロポーズ』を通じてデビューした。以降、ドラマ『クァンキ』『コッチ』『秋の童話』『フレンズ』、映画『ガン＆トークス』『ブラザーフッド』『マイ・ブラザー』『母なる証明』を通じて、圧倒的なビジュアルと独特なオーラで“信じて観られる俳優”という修飾語まで得た。
しかし、2010年の映画『アジョシ』以降、15年間も作品出演がない。その間、ウォンビンは2015年5月に女優イ・ナヨンと結婚し、7カ月後の同年12月には息子をもうけた。
父親となったウォンビンの俳優復帰については、依然として沈黙が続いている。
妻のイ・ナヨンは、2018年11月に公開された映画『ビューティフルデイズ』と関連したメディアインタビューで、夫ウォンビンの復帰に対する質問に「なぜしないのかわからない」と答えたことがある。
イ・ナヨンは当時、「ウォンビンさんは作品で話をしたいようだ」とし、「観客にヒューマニズムのような話を伝えたくて、そんなジャンルのシナリオを探しているが、多くはないようだ」と話した。
実際、ウォンビンの復帰の機会は何度もあった。この間、ドラマ『キング～Two Hearts』『太陽の末裔 Love Under The Sun』『その冬、風が吹く』、映画『新感染ファイナル・エクスプレス』『軍艦島』『神と共に』などのオファーがあったが、断ったと報じられた。
俳優業は止まったままだが、それでもウォンビンの話はたびたび注目を集める。
新型コロナのパンデミックの際には、所有する建物の賃貸料を50％減免し、話題になった。ウォンビンとイ・ナヨンの夫婦が所有している建物だったが、“善良な建物オーナー”という美談に対して、当時の所属事務所は「少しでも役に立つことを願う気持ちで静かに進行した。所属事務所も知らなかった」と明らかにした。
また、2024年5月には、新人時代のウォンビンの美談が遅れて明らかに。とある主婦が、ウォンビンと自身の娘が一緒にいる写真について話したのだ。
それによると、町内に有名芸能人が来たのでサインをもらおうとしたが、もらえなかったという。そのとき、落胆している子供たちを見て、ウォンビンが「僕がしてあげてもいいですか？」と尋ねてきた。それでウォンビンと写真を撮ることになったそうだ。
目撃談や美談、広告モデルとしての活動はあるが、ファンが見たいのは本業である俳優活動だ。15年もの歳月が流れた今も、“俳優ウォンビン”を求める声は根強い。
（文＝スポーツソウル日本版編集部）
