少女時代・テヨンの日本コンサートが、まさかの理由で中止となった。
公演に使用される機材が届かず、コンサートの開催が困難な状況となってしまったのだ。
4月17日、所属事務所のSMエンターテインメントは、テヨンの日本公式ホームページを通じて、4月19・20日に予定されていた「TAEYEON CONCERT – The TENSE in JAPAN」の中止を発表した。

同日、所属事務所は「4月19日と20日に東京・有明アリーナで公演を予定していたが、アジアツアーで使用している機材を日本に向けて輸送中であり、現時点でも日本に到着していない。公演実施に向けた十分な準備を整えることが非常に困難な状況にある」と説明した。
続けて、「関係各所と協議を重ね、あらゆる可能性を模索したものの、万全の状態で公演を開催するのは難しいと判断した」とし、「公演を心待ちにしてくださっていた皆様には、多大なご迷惑をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げる」と謝罪した。
さらに、「代替公演の可能性も含めて検討中だ。今後の対応や詳細については、決定次第あらためてご案内する」と付け加えた。

なお、テヨンは3月7~9日のソウル公演を皮切りにアジアツアーをスタートし、3月29日にはフィリピン・マニラ、4月12日にはインドネシア・ジャカルタで「TAEYEON CONCERT - The TENSE in ASIA」を開催していた。
ソロデビュー10周年を迎えたテヨンは、デビュー曲『I』をはじめ、『INVU』『To. X』『Weekend』『Why』といった代表曲に加え、『My Tragedy』『Disaster』『Ending Credits』『Time Lapse』『Blur』『U R』など、独特な感性と圧倒的な歌唱力を堪能できる全25曲のステージを披露し、観客を魅了した。
この熱気を日本でも引き継ぐ予定だったが、まさかの理由で公演が中止となり、日本のファンは怒りをあらわにしている。
◇テヨン プロフィール
1989年3月9日生まれ。韓国・チョンジュ市出身。2007年に少女時代のメンバーとしてデビューした。優れた歌唱力と色白で上品な顔立ち、優しい性格などが評価され、グループ内で高い人気を誇る。2015年に待望のソロデビューを果たしてからは「信じて聴く」という枕詞が付くようになった。2019年には映画『アナと雪の女王2』の公式カバーアーティストに抜擢。劇中のメイン楽曲『Into the Unknown』を歌った。