NewJeans・ヘインの父親が、所属事務所ADORとの専属契約をめぐる法的争いにおいて、唯一“反対の立場”だったと報じられた。
NewJeansの5人のメンバーは、2023年11月にADORが契約上の義務を果たしていないことを理由に、「信頼関係が破綻した」として専属契約の解除を求める申し立てを行った。
これを受けて、メンバーたちは「NJZ」という新たなグループ名で独自活動を試みたが、2024年3月21日、ADORが申請した「所属事務所としての地位保全」に関する仮処分が裁判所により認められた。
裁判所は、「ADORの事前承認や同意がないまま、法定代理人または第三者を通じて行う芸能活動は禁止する」と判断。この決定を受けて、NJZ名義での活動は制限され、メンバーたちは活動の中断を宣言。あわせて異議申し立ても行った。
法廷で浮かび上がった“親権調整”の存在
そのようななか、4月3日に開かれたADORによる「専属契約の有効性確認訴訟」の第1回弁論期日で、注目すべきやり取りがあった。裁判所がNewJeans側の代理人に対し、「被告4番に関して、家庭裁判所で親権行使に関する判断がなされたか」を確認する場面があったのだ。

報道によると、未成年メンバーであるヘインとヘリンのうち、ヘインの家庭において両親の意見が食い違っていたことが、このやり取りから示唆されたという。
母親が「単独親権」申請、父の行使を制限
これを受けて4日、NewJeansメンバーの保護者一同はSNSを通じて、「保護者間で分裂があった」という報道は事実ではないとする声明を発表。
声明では、「ヘリンに関する憶測は事実と異なり、本人と両親の意思は完全に一致している」と明言。また、「親権調整が行われたのは別のメンバーに関するものであり、その家庭も親子間で意思が一致している」と強調し、家庭内事情への憶測は控えるよう呼びかけた。
この声明により、親権調整が行われたのはヘリンではなくヘインであることが明らかになった。
さらに、現地の法曹関係者によると、ヘインの母親は、父親を相手に「本件訴訟に限り、親権行使を制限してほしい」とする調整申立てをソウル家庭裁判所に提出。裁判所は「母親が単独で親権を行使するのが妥当」と判断し、申し立てを認めた。この決定により、父親は本件に限り親権の行使が制限されることとなった。
(記事提供=OSEN)
◇ヘイン プロフィール
2008年4月21日生まれ、本名イ・ヘイン。2021年5月頃から所属事務所ADORの練習生として過ごし、デビュー前のNewJeansに最も遅く合流。2022年7月、NewJeansの最年少メンバーとしてデビュー。幼い年齢に似合わず、170cmの長身で手足も長く、特にステージで映えるメンバーだ。2022年12月、ルイ・ヴィトンのアンバサダーに抜擢された。