乃木坂46が5日、横浜市の「ぴあアリーナMM」で「38thSGアンダーライブ」を開催。この日は、3期生・佐藤楓の卒業セレモニーも合わせて開催された。
本ライブの参加メンバーは岩本蓮加、岡本姫奈、黒見明香、佐藤楓、佐藤璃果、柴田柚菜、松尾美佑、矢久保美緒、吉田綾乃クリスティーの9名。伊藤理々杏はスケジュールの都合によりライブは休演、アンダーライブ史上最少人数での公演となった。
1曲目は『アンダー』からスタート。センターに立っているのは、今回アンダーライブで初の座長を務める4期生・柴田柚菜。豊かな感情表現を武器に、アンダーメンバーであることを歌った曲を表現しつつ、座長として臨む今回のライブへの意気込みを示していた。


2曲目以降は、曲ごとにセンターを替えながら、アンダーライブでお馴染みの楽曲を披露していくメンバーたち。岩本、吉田、佐藤璃果、岡本、黒見、矢久保、松尾、佐藤楓……。9曲連続で披露すると、鳴りやまないビートの上で座長の柴田が「今日は約5年ぶりのノンストップライブです!」とファンに呼びかけた。
毎回アンダーライブでは、何らかのハードルに挑戦している。今回の挑戦は“ノンストップで歌い踊ること”だったようで、柴田の宣言にファンは歓声で応えると、9人はトロッコに乗り込んでアリーナ席の通路へ。『自惚れビーチ』『13日の金曜日』を披露すると、会場のボルテージは一段と高まっていく。そして本編ラストでいよいよ最新アンダー楽曲『交感神経優位』を披露し、1時間20分をノンストップで駆け抜けた。






アンダーライブが終了すると、ファンからすかさず「でんちゃんコール」が。場内が赤いペンライトで染まる中、佐藤楓の卒業セレモニーが始まった。
赤いドレスに身を包んで登場した佐藤は、まずファンに向けて「8年半を振り返ってみると、高校を卒業して、ぼんやり大学に通っていて、将来の夢とか目標もなかったんですけど、乃木坂46が夢中になれるものを私に与えてくれました」「私の存在が日々の活力だったり、糧だったり、日常の一部になっていたら嬉しいですし、ここにいる意味があります」と感謝を吐露。続けて今度はメンバーに向けて「乃木坂46に入っていなければ出会えていなかった人たちがたくさんいます。みんなに出会えたから私の人生はキラキラしたものになりました」と思いの丈を伝えていた。

佐藤楓が敬愛する西野七瀬の卒業ソング『つづく』をソロで歌うと、同期の岩本、吉田と3人で『口約束』を歌唱。『今、話したい誰かがいる』と『帰り道は遠回りしたくなる』を9人でパフォーマンスした後は、東京での舞台を終えた伊藤理々杏も会場に駆けつけていた。


さらに4期生・松尾から「卒業後はお友達になってくれたら」と手紙が読まれると、佐藤は「私も同じこと、手紙に書いてるの! 卒業したらお友達になろうねって」と驚く一幕も。最後はトロッコに乗りながら『好きというのはロックだぜ』を披露し、タオルを笑顔で振り回しながら場内を一周。最後の大舞台となった佐藤は、「今日のこの景色は一生忘れません! 今、とっても胸がいっぱいです。乃木坂46での約8年半は人生で一番の青春でした。これからも大好きな乃木坂46をよろしくお願いします。大切な思い出たちはこぼさずに持って帰ります」と満員のファンに別れを告げていた。



<セットリスト>
0.OVERTURE
1.アンダー
2.ここにいる理由
3.自由の彼方
4.さざ波は戻らない
5.Under?s Love
6.マシンガンレイン
7.錆びたコンパス
8.踏んでしまった
9.日常
10.自惚れビーチ
11.13日の金曜日
12.My rule
13.新しい世界
14.不等号
15.届かなくたって…
16.嫉妬の権利
17.Hard to say
18.悪い成分
19.落とし物
20.~Do my best~じゃ意味はない
21.交感神経優位
EN1.裸足でSummer
EN2.ハウス!
EN3.好きになってみた
EN4.狼に口笛を
佐藤楓卒業セレモニー
1.つづく
2.口約束
3.今、話したい誰かがいる
4.帰り道は遠回りしたくなる
5.好きというのはロックだぜ!