上白石萌歌の写真集『charm charm』(講談社)が、2025年5月下旬に発売されることが決定した。
今回の写真集は、2024年の春に写真家・松岡一哲から話を持ち掛けられたことをきっかけに動き出したもの。上白石がカメラ好きで、松岡の写真のファンだったこともあり、「25歳のメモリアルに」と一気に話が進んだ。そして9月、映画やドラマの仕事で忙しい上白石が、やっと取れた1週間の「夏休み」に撮影旅行を行った。
ロケ地はインド洋に浮かぶ美しい島・スリランカ。行く先々で現地の人とふれあいながら、プライベート感たっぷりの夏旅を記録していく。
この旅で上白石がこだわったのが、スリランカ出身の名建築家「ジェフェリー・バワ」。バワが手掛けた建築物をいくつも訪れ、その圧巻の空間で自らの感性を開放している。トロピカル・モダニズム建築の様式に彩られたプールで泳ぐ姿や、シンプルかつ美しい部屋のなかで子どものようにはしゃぐ姿など、これまでメディアで見せたことのない“素”の姿が満載だ。
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■上白石萌歌コメント
このたび、25歳を記念して写真集を出版させていただくことになりました。人生に流れる時間の、どの地点がとくに重要でメモリアルである、ということはきっと存在せず、どんな瞬間であれ何にも変え難いものであると考えますが、たくさんのご縁と奇跡が折り重なり、25歳にこのような幸せな機会をいただくことができました。松岡一哲さんをはじめ、携わってくださったみなさまに心から感謝いたします。ジェフリー・バワの建築に強く惹かれ、旅先に決めたスリランカ。到着し、空港のエントランスを抜けた時、燻った草木の香りとともに、その地に生きる人々の息づかいのようなものが一気に迫ってきて、ひどく高揚したのを覚えています。スリランカという場所で息をし、全身で感じたこと、考えたことのすべてがこの一冊に焼き付いていると思います。“charm charm”という言葉はわたしの心のおまじない。 charm”には、おまもり、愛嬌、色香、などという意味があり、何かを見つめ、体温がほんのり上がるような、そんなニュアンスを込めました。手に取ってくださったみなさまの心をそっと温められるような、そんな作品に仕上がっていると思います。『charm charm』がみなさまのおまもりのような1冊になりますように。楽しみに待っていただけるとうれしいです!