「本当の親子とは」心麦と松風、ちくわカレーを通じて深まる絆『クジャクのダンス、誰が見た?』第3話 | RBB TODAY
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「本当の親子とは」心麦と松風、ちくわカレーを通じて深まる絆『クジャクのダンス、誰が見た?』第3話

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『クジャクのダンス、誰が見た?』第3話(c)TBS
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 7日、広瀬すずが主演を務めるドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系)の第3話が放送された。心麦(広瀬すず)と松風(松山ケンイチ)が、本当のバディとして気持ちを確かめ合う、2人の関係性を示す回となった。

 第3話では、神井(磯村勇斗)から「伯母の夏美(原日出子)と血が繋がっていない」と、DNA鑑定書を突きつけられた心麦。真相を確かめるべく、伯母に話を聞きに行くと「あなた、やっぱり春生(リリー・フランキー)の子じゃないのね」、「春生のこと、全部知ってるとでも?」と衝撃の言葉を耳にする。心麦は動揺を隠せなかった。

『クジャクのダンス、誰が見た?』第3話(c)TBS

 信頼する父と血縁関係がないかもしれない。その疑いを拭いきれない心麦は焦りを感じ、単独行動に走ってしまう。血のつながりがすべてではないものの、「父が自分に対し隠し事をしていた」ことが裏切りのように感じたのかもしれない。松風に黙って調査を進める心麦の姿からは、彼女の“孤独感”を強く感じてしまう。

 一方、そんな心麦を心配しながらも、松風はラーメン屋台の染田進(酒井敏也)のもとを訪れる。染田は春生が残した最後の手紙を心麦に手渡した重要人物。松風が彼から聞いたのは、心麦が小さい頃の話だった。

 心麦は母を亡くしたとき、何を食べても味がしなかったという。そんな時に春生が作ったのがちくわ入りカレー。心麦の好きなものを合わせれば、きっと美味しく食べてくれるんじゃないかと。そして染田は「先生、心麦ちゃんの近くにいるなら、よろしく頼むよ」と、頭を下げる。松風は思い出のちくわ入りカレーを作りながら、心麦の帰りを待つことにした。

『クジャクのダンス、誰が見た?』第3話(c)TBS

 心麦の近くには、彼女を思いやる人がいる。決して孤独ではない。同じ食卓を囲み、同じちくわ入りカレーを食べるラストシーンで、心麦はそれに気が付く。「誰がなんと言おうと、あの時ちくわカレーを作ってくれたお父さんが、私のお父さんです」と強い決意を言葉にして松風に伝えた。大切なのは血のつながりではなく、実際に何をしてくれたか、だ。

『クジャクのダンス、誰が見た?』第3話(c)TBS

 春生の愛、染田の親心、そして松風の優しさが「ちくわカレー」として引き継がれ、心麦のもとに届けられた。大切なことに気がついた心麦の目には、もう孤独は感じられなかった。

 まっすぐな思いを受け取った松風も、普段の憎まれ口ではなく「あなたが望む限り、俺がそばについてる。お父さんのことも、手紙のことも、信じよう」」と、心麦の気持ちを受け止める。

 松風の見守り、寄り添うスタンスは、どこか父親的にも感じられ、心麦に空いた心の穴を埋めてくれる存在なのかもしれない。素直な言葉を伝え合った2人は、この食卓をきっかけに“本当のバディ”として信頼し合える存在になった。

『クジャクのダンス、誰が見た?』第3話(c)TBS

 また、同ドラマは食事が演出上のカギになっていることが多い。今回のちくわカレーの他にも、紅茶の角砂糖が伯母・夏美の不穏さの象徴として使われていた。そう考えると、春生と心麦の思い出の場所であるラーメン屋台を営む染田は、犯人側の人間なのだろうか。ストーリーは染田の自供で終わったが、彼が心麦を心配してちくわカレーの話を松風にしたのも事実。まだいくつか展開がありそうな予感がしてならない。

 また、SNS上ではミステリーの考察が盛り上がりを見せている中、心麦と松風の関係性に心あたたまる視聴者も多かった。「いっつも松風弁護士は心麦を守るみたいにスーッと間に入ってくるんだなー。松風先生のそんなとこ大好きだなー」「ストーリーもさることながら、松山ケンイチさんのお兄ちゃん感が、ドツボ」などの声があがっていた。

《ババショウタ》

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