ボルドーワインの生産者、卸売業者、小売業者を統括するボルドーワイン委員会が、日本でのボルドーワインのプロモーション<Re BORDEAUX>(リ・ボルドー)を2024年に立ち上げ、進行中。活動の第2幕となる2025年に向けて、そのスピリットを伝える2名のアンバサダーが新たに就任、11月28日に東京日仏学院(東京都新宿区)で行われたレセプションで発表された。
アンバサダーに任命されたのは、フリーアナウンサーでタレントの中村江里子。中村は夫と3人の子どもと共にパリで暮らしており、そのセンスとライフスタイルに多くの女性ファンを持っている人物だ。2024年度に同アンバサダーを務めた作家、画家、ミュージシャンの辻仁成からのバトンタッチとなり、発表会ではパリからのビデオメッセージで、「一日を終えてほっとした時など、ワインは自分の生活に欠かせない存在。ボルドーワインは赤ばかりでなく、白もロゼもスパークリングもあり、とても多彩。日常としてのパリから、また日本では皆さんとともに、その楽しさを伝えたい」と意欲を語った。
また、業界関係者に向けた「プロフェッショナル・アンバサダー」に任命されたのは、三ツ星のフランス料理店「ロオジエ」のソムリエである松本有佑子。ボルドーの姉妹都市である福岡出身、今年三ツ星を取得した話題のレストラン「SÉZANNE」でソムリエとしてのキャリアをスタートし、2024年に現職。2024年度同アンバサダーの石田博氏(日本ソムリエ協会副会長)から一転、フレキシブルな感覚で経験を磨く、若手女性ソムリエの代表的存在として、新たな視点でボルドーワインをガイドする。
さらに、2025年度のボルドーワインの顔となる「セレクション 50 ボルドー 2025」が発表。54インポーターからエントリーされた222種のワインの中から、5名の審査員によるブラインド・テイスティングで50種が選ばれた。
ボルドーワイン委員会日本事務所は、2025年度の日本でのプログラムも発表。4月には「ボルドーワイン エクスペリエンス@TOKYO」が開催され、10月には「ボルドーワインフェア2025」が東京、名古屋、大阪で行われる予定だ。これらのイベントの詳細は、公式サイトで順次告知される。