ウェザーニューズは2025年春の花粉飛散予想を発表した。西日本では過去10年で最も多いか、それに匹敵する飛散量となる見込みだ。
スギ花粉の飛散開始時期は、東日本や北日本で平年より早まると予想されている。2月上旬には東海や関東、九州北部でスギ花粉の飛散が始まり、3月上旬にかけて全国で飛散が広がる見通しだ。
本格的な飛散時期は、スギ花粉が2月中旬から、ヒノキ花粉が3月中旬からと予測されている。飛散量は平年を上回る予想で、特に西日本では前年比で大幅な増加が見込まれている。
2024年夏は全国的に気温が平年よりかなり高く、日照時間も多かったことが影響している。これにより雄花の生長に適した天候となり、「表年」傾向の西日本や北陸、関東北部では前年比で大幅に飛散量が増える見込みだ。
北海道ではシラカバ花粉が4月中旬から飛散を開始し、ゴールデンウィーク前後に本格的な飛散となる予想だ。
専門家は、花粉の飛散量が多くなる見込みのため、早めの対策を呼びかけている。特に晴れて風の強い日には大量の花粉が飛散するため、十分な注意が必要だ。
ウェザーニューズは1月中旬に「第三回花粉飛散予想」を発表する予定としており、最新の情報に注意が必要だ。