フジテレビは12月17日19時より、特別番組『星になったスターたち』を放送する。MCを担当するのは、上沼恵美子と香取慎吾だ。
同番組は今年この世を去ったスターたちを追悼し、その功績と人柄を振り返っていく内容。フジテレビに眠る貴重なアーカイブ素材や、関係者からの貴重なエピソードなどを通して、今もなお視聴者の心に刻まれる故人の人生にあらためて光を当てていく。
番組で取り上げるのは映画『釣りバカ日誌』シリーズなど多数の作品で主演を務め、俳優だけでなくマルチに活躍した西田敏行さん、アニメ『ちびまる子ちゃん』のまる子役として声優を務めたTARAKOさん、タレントでファッション評論家のピーコさん、外国人力士として初の横綱となった曙太郎さんなど、多くの夢や希望を与えてくれたスターたち。
さらに、トレードマークの「ねじねじ」で親しまれ、ドラマ・バラエティーなどで幅広く人気を博した中尾彬さんを振り返る際には、スタジオゲストに妻の池波志乃さんが登場する。中尾さんが亡くなられた後、池波が語るのはテレビ初となる。
収録を終えた上沼は、「香取慎吾さんが本当に素晴らしくて、共演できたことがうれしいです」と言いつつ、「あとは、やっぱり…番組の内容がすごく良かったです。知らない話がいっぱいあって、自分の人生にも響きました」と語る。
そしてとくに印象に残っている部分については、「(池波)志乃さんですかね。ご夫妻の仲むつまじい理由…謎が解けました。あのエピソードはすごく勉強になりました。実際に志乃さんにスタジオにお越し頂いて、直接お話が聞けて…そして、中尾さんの男らしさもステキで、だからこそ志乃さんのようなステキな奥様がいらっしゃるんだな、と思いました」と振り返った。
その一方で香取は、「この番組のMCを務めさせて頂くにあたり、“笑顔”でできたらいいな、と思っていたので…本当に笑いありで、星になったスターの方たちの輝きを見ることができました。知っている方もたくさんいて、グッときて、涙が出そうになった部分もありましたが、笑顔でお話ができたから、良かったな、と思います」とコメント。
印象に残っているスターとしては西田の名前を挙げ、「共演回数も多かったので、(当時)ニュースで聞いた時はつらかったです。西田さん以外にも今年もたくさんの方々が星になって、その都度、足を止めてしまいそうになるんですが、前には進まなくちゃいけなくて…。でも、この番組のおかげで西田さんとの思い出をひとつひとつ振り返ることができたから、改めて自分も頑張ろう、と思えました」と語った。