井上咲楽が初のエッセイ『じんせい手帖』（徳間書店）を11月22日に発売することが決定。内気だった子ども時代やいじめに苦しんだ高校時代、人生を変えた眉毛カット、『新婚さんいらっしゃい！』のMCとしての自分など、これまでの半生を赤裸々に綴った内容となる。
同書では井上がテレビに出演しながら抱えてきた「不安」や「悩み」、「ブレイクまでの苦悩」、「自己肯定感の低さ」、「生きづらさ」などについて詳細に掘り下げられる。
山奥に建つ一軒家への引っ越し、独特な「井上家」での生活、内気だった小学校時代から明るい“いじられキャラ”へと変わっていった中学時代、芸能界との両立がうまくいかずに精神的なバランスが取れずにいた高校時代。人間の二面性に恐怖を覚えたエピソードや親友との絶縁。売れたいと迷走していた時期から、一番の特徴だった眉毛を剃るにあたっての葛藤、変化まで、25歳になった井上の四半世紀が詰まっている。
そのほか、「蛭子能収さん」や「エレファントカシマシ宮本さん」、「好きなタイプ」など、井上を21のキーワードで紐解くコラムも掲載。また、井上をよく知る「親友・いつきさん」、『新婚さんいらっしゃい！』で共演する「先輩・藤井隆」のインタビューも収録されている。
さらに巻頭には、栃木県にある実家で撮影した8ページのグラビアも。高校時代のバイト先や、益子駅でのカットも掲載される。
■井上咲楽コメント
ついに！初のエッセイ本を発売することになりました。この本を作るにあたって、自分自身とたくさん向き合いました。過去をたどっていくうえで思い出した、楽しかったこと、うれしかったこと。なかには言ってこなかった・思い出したくない過去もありました。ああ、今まではいいように解釈していたけど、確かに自分はこんな人間だったと突きつけられて、落ち込んだり……。でも、この本を作らなかったら一生思い出せなかった過去かもしれません。こうやってたどり着くことができたのはこの本のおかげです。タイトルは『じんせい手帖』です。25歳の小娘が人生を語るなんて！という批判は受け付けません(笑)。この本は、けして人生や自己を啓発している本ではなく、今の私が記憶の限りたどったり、言葉にするのが難しいようなめんどくさい感情を、なるべくそのまま心の中から取り出し、“手帖”に書き残すように綴ってある本です。今の私が思っていることは、私自身も5年後には忘れてしまうかもしれない。だからこそ、かっこよく見られたいとか、そういう気持ちは抜きにしました。どちらかというとかっこ悪い私がたくさん見えてきてしまうかもしれません。葛藤し続けながら生きている今を、見ていただけたらうれしいです。
