9月29日23時から放送される『情熱大陸』(MBS/TBS系)に、間寛平が出演。吉本新喜劇の未来について語る。
間は芸人として舞台に立ち続けるかたわら、2年前からは新たに創設されたGM(ゼネラルマネージャー)というポジションを担当。新喜劇の良さを活かしながら、未来にどうつなげていくかを日々模索している。とくに若手芸人の育成に力を入れており、出番の少ない若手のための劇場を開設し、座員の人気投票を実施するなどの取り組みを行っている。
だが起用にはどうしても偏りが生じ、経験の浅い者にはなかなか出番が訪れない。そこで間は自身が座長を務める公演で、若手や出番の少ない座員を積極的に起用し始めた。個人レッスンを行い、セリフの間隔や舞台上での立ち回りなど、より大きな笑いが起こるように自身の経験を伝えている。また、公演当日の楽屋では「腹を空かせているかもしれないから」と大量のカツカレーを差し入れるなど、細やかな気配りも忘れない。
新喜劇65年の歴史を記念して行われる全国ツアーでは、間は座員として、GMとして駆け回る日々を送っている。その中には、テレビ放映がなく認知度が低い地域や、言葉も文化も異なる海外での公演も含まれていた。「ウケるまでやり続ける。ウケなかったら次に進む」。半世紀以上を喜劇に捧げてきた男の、果てなきお笑い道を映し出す。