「『NHKスペシャル』語れなかったあの日 自治体職員たちの3.11」が、10日21から総合テレビで放送される。
東日本大震災から13年。宮城県や気仙沼市で、合わせて職員千人以上に行われてきた壮絶な体験の聞き取り調査がまとめられた。発災直後、手探りで救出活動にあたった消防士。被災現場から数多くの遺体を運び出し、土葬という非常措置への対応を迫られた市の職員たち。
遺族や被災者の極限的な心情に向き合いながら、自らも心を病むほど追い詰められた彼らの体験から、防災マニュアルだけでは到底対応できない災害の厳しさが浮かび上がる。自治体職員たちの言葉から、震災のリアルな実像に迫る。