※写真集のカットをチェックする
撮影は加藤の24歳の誕生日当日となる昨年6月26日から台湾の台中・嘉義エリアにて行った。普段あまり見せることのないキャミソール姿やホテルの一室でのひと時など写真集でしか見ることができないカットをふんだんに収めており、一冊を通して加藤の透明感と美しさを堪能できる仕上がりになっている。
写真集のリリースが決定したときの心境を尋ねられると、加藤は撮影を担当した細居幸次郎カメラマンには10代のころから撮影してもらっていることを説明したうえで「いつか細居さんと一緒に紙の写真集を出せたらいいなと思っていました」といい「歳を重ねて24になったタイミングで実現するということが本当に心から嬉しかったです」と声を弾ませた。
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撮影のテーマについては「『嘘がない』がテーマです」と話し始めた。「私自身はその場に立っていて、おいしかったらおいしい、射的がうまくいかなかったら悔しい、ゲームに負けたら悔しいとか。ベッドにいるときも『いつも通りの私』ということを意識したといいますか、自然とみなさんと一緒にいてそうなったかなという印象です」と自然体での撮影にこだわったことを明かした。
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台湾での撮影が初の海外渡航となったが「最高でした。ごはんもおいしい、人も優しい、景色も素晴らしい」とにっこり。「初海外だったのですが、行くときからぜんぜん緊張しなくて楽しみが勝っていて」と有意義な旅になったようだが、帰りの飛行機について「中国語だったのかな、飛行機のアナウンスが。けっこう揺れて、そのときの中国語が激しくて、『私、これで死んじゃうんだ』って思って(笑) それが印象的です(笑)」と笑い話として述懐。
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連続ドラマ初出演となったドラマ『I"s』(BSスカパー/2019年)ではヒロインの一人に抜擢されNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』などに出演するなど女優として注目を浴びることが多くなっているが、「現場が大好きで、撮影が楽しくて仕方なくて。その気持ちをずっと絶やさずに、忘れずにいたいなという気持ちと、観てもらわないことには始まらないので多くの方に作品を届けられるような1年にしたいなと思っています」と2024年の抱負を言葉にした。