ニッポン放送開局70周年記念公演『鴨川ホルモー、ワンスモア』取材会が26日、都内にて行われ、キャストの中川大輔、八木莉可子、浦井のりひろ&平井まさあき(男性ブランコ)、原作の万城目学、脚本・演出の上田誠が登場した。 本作は、ヨーロッパ企画の上田誠とニッポン放送が手掛ける舞台シリーズ第4弾。2浪した後に京大に入学した主人公・安倍が、千年の昔から脈々と続く謎の競技「ホルモー」をするサークルに入ったことで繰り広げられるコメディー。 主人公の安倍を演じる中川は、第170回直木賞を受賞したばかりの原作者・万城目氏に花束を手渡して祝福すると、「こんなタイミングで『鴨川ホルモー』を演じられることがうれしいです。このいい流れに乗って舞台を成功させたいです」と意気込み。 安倍が思いを寄せる美女・早良京子役を演じる八木は、「初めての舞台で緊張しています。今日もすごく緊張しているんですけれど、上田さんが楽しみながらやってほしいと言ってくださったので、楽しみながら精いっぱい頑張ります」と初々しいコメント。 また「もともとヨーロッパ企画さんが“一番好き”と言ってしまうぐらい、本当に大好きで、まさか自分が参加させてもらえると思いもしなかったです。上田さんとお会いした時は、『推し』とは失礼過ぎて言えないんですけれど、どうしようと思っちゃうぐらい嬉しくて…」と上田氏と初対面した時の心境を告白。 そんな八木の起用理由について、上田氏が「早良というキャラクターは自分の情熱と恋心に走っていく強さがあって、芯が通ったイメージが八木さんにハマるなと思った」と伝えると、八木は「何とかあざとく芯が強く演じられたらなと思います」と笑顔を弾けさせた。 双子の京大生・三吉兄弟の弟を演じる浦井は、「初めてヨーロッパ企画さんとお仕事をご一緒させていただけてワクワクしています。普段相方としかコント的なことをやっていないので、常に皆さんの顔を平井だと思ってやっていけたらと思います」とボケ。上田氏から浦井の起用理由の一つが、三吉兄役を演じる角田貴志と「顔がそっくりだった」という事実が明かされると、浦井と平井は「ラッキーやなあ」「よかったなあ」と大喜び。 さらに、浦井は「僕は現実でも妹が双子なので、今回よく似ている隅田さんとの双子役というのは、ものすごい運命的だなと感じていて。妹のことも、双子の所作とかを注意深く観察したいなと思います」と意外な縁を明かしていた。 舞台は4月東京・サンシャイン劇場、5月大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。