【Pick UP】坂道グループ(乃木坂46、櫻坂46、日向坂46)関連最新ニュース 吉本新喜劇で「和子ばあちゃん」役で人気を集めた桑原和男(くわばら・かずお、本名・九原一三、くはら・かずみ)さんが10日、老衰で神戸市内の病院で死去した。87歳だった。同日、吉本興業が発表したもの。 桑原さんは、福岡県小倉市(現・北九州市)出身。1955年、高校卒業後、教師を志し福岡の教育大学を受験したのち、大阪で夢路いとし・喜味こいしに弟子入りし、同年に新芸座に入所。61年、吉本新喜劇の前身「吉本ヴァラエティ」に入団、70年代に座長に抜擢。89年の『吉本新喜劇やめよッカナ?キャンペーン』ではベテランとして残留し、新喜劇の復活を支えた。 新喜劇では母親役やおばあちゃん役などを演じて親しまれた桑原さん。2000年7月に急性心筋梗塞で手術し入院、静養を経て同年12月に舞台復帰。その後、体調に配慮しながら活動を続け、18、19年には「コヤブソニック」、19年3月には「60周年だよ!よしもと新喜劇」に出演した。20年10月の「よしもと大笑い祭り寄席」が最後の舞台となった。 座長時代までは普通の好青年役を多く務めたが、その後は母親役やおばあさん役といった女形「桑原和子」を務め、和子ばあちゃんは新喜劇ファンならずとも関西ではお馴染みのキャラクターに。代表ギャグは、「ごめんください!(どなたですか?・・・)(お入りください)ありがとう」など、記憶に残るものが多数ある。