同書は、芸能生活60周年を迎えた西川の「ご縁」を大切にした生き方や、これまでお世話になってきた様々な人への感謝の気持ちを綴った一冊。
昭和21年に生まれた西川は、幼少期は苦労の連続で8歳からアルバイトを開始。その後、「裕福になりたい」という思いで芸能界入りを志し、故・石井均さんに弟子入り。吉本新喜劇で愛妻・ヘレンさんに出会い結婚した後、昭和41年には「横山やすし・西川きよし」の漫才コンビを組んでスターダムにのし上がったほか、40歳の時には参議院選挙に初当選し、3期18年を務めるなどした。
西川は、本日発売となる同書について「(構想に)3年かかった。本は難しいねえ~」と吐露すると、石井さんに弟子入りした当時の苦労や、ヘレンへさんの感謝の思い、選挙に出馬した当時のことなど、紆余曲折あった自身の人生を述懐。

「石井先生にやっとの思いで弟子にしてもらって、寒い日に楽屋に入れていただいた時は、芸能界ってなんと温かいんやって思いました」と芸能界入りした当時をしみじみと振り返ると、「僕はお客様には何も恩返しすることはできません。ですから、この本が売れた『印税』というのがあるそうですが、僕は全部寄付をさせていただきたいと思います」と宣言。

「鶴の恩返しではありませんが、“目玉の恩返し”をさせていただきたいです」と自身の持ちギャグに重ねて思いを告げると、ケンコバは「めちゃくちゃ気持ち悪いですよ!目玉の恩返しなんて。ポンと(ふすまを)開けて目玉がおったら」とツッコみ、会場は笑いに包まれた。


7月2日で、77歳の誕生日を迎える西川。「前日の人間ドッグで体調は問題なしだった」と健康体であることも明かし「ありがたいなあ。嫁さんの食事が大事やなあ」と愛妻・ヘレンさんに感謝。「誕生日はご家族と過ごす?」との問いに、「いや、その日はマネージャーが東京で仕事を入れてるんです。うちも家族が多いでしょう。77歳の誕生日くらいは空けておいてほしかったなあ」とぼやいて笑いを誘うと、すかさずミキらは「東京でみんなでお祝いしましょう!」とフォローしていた。