東京滞在最後の日。万太郎(神木隆之介)は竹雄(志尊淳)と、博覧会の会場で出店していた寿恵子の屋台を訪れるが、見当たらない。東京中の菓子屋が入れ代わって出しているとのことだった。
竹雄から「峰屋」の当主としての自覚を求められた万太郎だったが、その夜、もう一度だけ再び屋台を探す。そこにいたのは、明るく切り盛りしていた寿恵子の姿だった。竹雄から「若行ってきてください。ご縁があったゆうことですき」と促され、寿恵子と再会する万太郎。「あの時のカエル様でしょう?」と覚えてくれていた寿恵子に、「明日はもう、くにへ帰るきの。カエルだけに」とおどける万太郎。
だがこの後、「東京は遠すぎる。もう来ることもないき」と帰ろうとする万太郎に、寿恵子が息を切らせて走ってきて、お土産の「かるめ焼き」を渡すのだった。ネットでは2人の別れに「切ない終わり方でした」「思い出になってしまうのだろうか」「寿恵子さんは、気立の良いお嬢さんでしたね 早くしないと、縁談来ちゃうよ?大丈夫??」など、やきもきする声も寄せられている。