同作は、高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。激動の時代の渦中で、愛する植物のために一途に情熱的に突き進んだ主人公・槙野万太郎と、その妻・寿恵子(浜辺美波)の波乱万丈な生涯を描く。
朝ドラ出演は2017年放送の『ひよっこ』以来、2回目となる佐久間は、出演が決まった心境について「嬉しくてたまらない気持ちです。『ひよっこ』を経て、自分がもっと力を付けて、また朝ドラという場所に帰って来られたらいいなと思い巣立って行ったので、朝ドラという大事な存在のドラマからオファーをいただいたことと、『らんまん』のあらすじが面白かったのでどちらも嬉しかったです」と笑顔で喜びを語った。
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自身の役柄については、「綾はしっかり者で、時代のしがらみの真っただ中にいながらも、決してそれを卑屈に思わずに受け入れつつ、自分の意思を持って前に進んでいくので、その姿は尊敬しますし、自分も綾に追いつけるようにと思いながら演じています」とコメント。
自身と役柄の共通点については「あまりないのかな(笑)。私は世話焼きな方なのですが、綾のようにテキパキと周りを見て…というのはできていないので、共通点は世話焼きなところくらいかな」と笑みをこぼした。
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主演の神木の印象を聞かれると「いつも自然体で少年の心を持ったまま現場にいらっしゃるので、神木さん自身がすごく万太郎と重なる瞬間が多くて。そのおかげで綾と万太郎の関係性のヒントをいただいている気がします」とにっこり。
迫真の演技が話題となっている祖母役の松坂慶子と共演した感想については、「毎回現場で刺激をいただいています。松坂さんご本人はとてもチャーミングで、普段お話される声が常にほほ笑んでらっしゃるような方なのですが、(役柄の)タキさんに切り替わる瞬間を見させていただいて、私もしがみつくように追い掛けています」と目を輝かせた。
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今後の放送では綾の恋模様も描かれていくが、佐久間は「綾の酒造りに対する思いがより強くなるきっかけになる恋愛や、綾が女性として人間として成長のきっかけとなるようなシーンがあるので、そこも見ていただきたいです」とアピール。
「初回放送から第2週まで万太郎も綾も竹雄も、子役のみなさんがすごく可愛らしく魅力的に演じてくださっていました。第3週から更に物語が動いていく中で、好きなことを貫く強さや、しがらみや宿命がある中でも前に向かって進んでいく力を感じてもらえる作品になっているので、楽しんでいただきたいです」と見どころを語った。