映画『銀河鉄道の父』が5月5日に全国公開される。このほど、宮沢賢治の妹・トシ役を演じた森七菜の場面写真が解禁された。
同作は、宮沢賢治が「ダメ息子だった!」という大胆な視点から、歴史のスポットライトの陰にいた賢治の家族への丹念なリサーチを実らせて執筆された作品。第158回直木賞を受賞した同名小説の映画化で、父・政次郎を役所広司、長男・賢治を菅田将暉が演じている。森が演じたトシは、女子には勉学は必要ないと言われることが多かった時代に、父親を説得して進学し、賢治の創作の原動力にもなった聡明な女性だ。
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このたび解禁された場面写真は、凛とした表情をみせるトシをはじめ、父・政次郎(役所)と笑顔で話すカットや颯爽と自転車に乗る姿、そして女学校から帰宅し、家族との会話を楽しむ様子が切り取られている。同作で役所と初共演を果たしたことについて森は「一緒にお芝居していて、すごく楽しかったです。お父さんとの要所となる2つのシーンでは、トシを演じる私にとってターニングポイントとなりました。役所さんの力をとても感じ、助けていただいたことを思い出しながら毎日帰っていました」と感謝。
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また、菅田との約3年ぶりの共演については「以前は人質に取られる役回りだったので最初はギャップを感じました」と戸惑ったそうだが、「菅田さんとのシーンを重ねていくうちに、撮影前に読んだ数多くの賢治の本が腑に落ち、賢治の言葉に説得力を感じることができた」と大きな刺激を受けた様子だ。
映画『銀河鉄道の父』は、5月5日全国公開。