■編集部の注目商品
・食堂 海のや「紅白ほたてと花咲蟹 うにいくら弁当」
・氏家待合所「豪快!盛り盛りかきめし」
・なると屋「若鶏半身揚げ」
・浜形水産「鮪巻」
・グリルサーカス「黒毛和牛&十勝牛&道産ホタテの豪華弁当」
・石屋製菓「白い恋人ソフトクリーム ミックス」
食堂 海のや「紅白ほたてと花咲蟹 うにいくら弁当」
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おそらく一番長い列ができていた食堂 海のや。食堂 海のやは、積丹町余別(しゃこたんちょうよべつ)で営まれており、ウニやいくらなど積丹ならではの新鮮な魚介類をふんだんに使った海鮮丼が並ぶ。
お目当ては「紅白ほたてと花咲蟹 うにいくら弁当」(1折3,132円)。1日50食限定で販売される特別企画商品だ。目を引く大ぶりホタテをメインに、敷き詰められた花咲ガニやウニ、いくら。特に赤玉入りのホタテは希少性が高く、1000粒に1粒とも言われる。全体的に満足度が高いが、中でも特に、ホタテには驚くだろう。1000粒に1粒と言われる希少な赤玉ホタテも入り、どれも肉厚でとろける甘みがある。贅沢具材が豪快すぎるほどギッシリ敷き詰められているので、かなり満腹の食べ応えだ。
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氏家待合所「豪快!盛り盛りかきめし」
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氏家待合所の「豪快!盛り盛りかきめし」 (1折2,180円)は、根室本線厚岸駅で買える名物駅弁「氏家かきめし」の京王百貨店限定商品だ。1日50食限定で実演販売される。
店の前は牡蠣と特製ダレの甘い香りが漂い、思わず足を止めてしまう客が多くいた。今回の限定商品の最大の特徴は、北海道産のカキを通常の「氏家かきめし」の3.5倍の量が詰め込まれている。その数なんと14個!丁度良いサイズ感で身がぎっしりしている。
更にホタテ、アサリ、ツブ貝までも入った弁当となっている。じっくり煮込まれたカキは、プリプリの弾力で身の中まで甘いタレが染み込んでおり、下に敷き詰められたご飯までも旨みが十分だ。大正六年創業の超老舗の名物駅弁、ロングセラーは納得だ。
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なると屋「若鶏半身揚げ」
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小樽名物、なると屋の「若鶏半身揚げ」(1個980円)は、その名の通り、鶏の半身を丸揚げした豪快な商品だ。見た目はボリューミーな大味だが、食べると皮は程よいパリッと感に、肉はジューシーな味わいと、様々なテクスチャーが味わえる。
良質な若鶏を使用していることもあり、身の締まり具合も最高だ。あっさりとした塩味で最後まで食べやすい味付けではあるが、とは言ってもおひとりさまには量が多いため、ちぎってサラダに入れたり、炒飯の具材にしたりと翌日のアレンジメニューもおすすめしたい。食べ終えたガラは、適当な大きさに切ってガラスープにも使える。
因みに筆者は小樽の実店舗へ伺ったことがあり、俗に言う「あの味が忘れられない」商品だった。なかなか再訪は難しいが、思いがけず想い出の味に出会うことができるのもまた、北海道展の醍醐味だろう。
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浜形水産「鮪巻」
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こちらもかなりの行列ができていた長万部(おしゃまんべ)の浜形水産。おそらく圧倒的人気は限定や特盛の噴火湾弁当や浜形弁当だが、ぎっしり鮪が入って溢れ出ている巻寿司を発見。
ここでは、ひそかに存在感があり価格もリーズナブルな鮪巻(1折1,512円)をチョイス。これが正解だった。トロトロでクリーミーな鮪が米より多く、ほぼ鮪状態。上に乗った大量のたくわんを一緒に食べることでトロたくも堪能できる、一石二鳥感も嬉しい。
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グリルサーカス「黒毛和牛&十勝牛&道産ホタテの豪華弁当」
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札幌・グリルサーカスの「黒毛和牛&十勝牛&道産ホタテの豪華弁当」(1折2,700円)は1日50食限定で発売される。
旨みの詰まった黒毛和牛のステーキはしっかり和牛ならではのコクがあり、十勝牛も濃厚さと後味のよさが両立している。どちらもレア感ある食感だ。弾力あるハンバーグは冷めても柔らかく肉肉しい。おまけにステーキの下にも肉が敷き詰められ、コーンやアスパラも入った彩り豊かな弁当だ。
昼時に差し掛かり、複数人のビジネスマンがこの商品目当てに並ぶ様子を目にした。
石屋製菓「白い恋人ソフトクリーム ミックス」
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「白い恋人」のホワイトチョコレートと、北海道産の生乳を使用した“ホワイト”と北海道産の生乳を使用した“ブラック”をミックスしている。
甘すぎかもしれないと不安がよぎったが、心配ご無用。意外にも生乳の風味も強くなく、さらりとしている。マイルドなホワイトと、濃厚ブラックが合わさりしっかりコクもある。「白い恋人」はこれまでお土産のお菓子しか食べたことがなかったが、こんなに美味しい商品があったとは発見だった。甘党は要チェックだ。
他にも北海道ならではの、乳製品を使ったスイーツのラインナップが豊富な点も目玉だろう。地元で話題の限定スイーツや北海道土産の定番を購入できるのも嬉しい。また、人気のご当地グルメ、釧路名物「さんまんま」や、なめらか食感のさつまいも・シルクスイートを使った「おさつ毘沙門ブラン」なども注目したい。因みに、余裕を持ってくることをおすすめする。筆者も多くの店に目を奪われ、気づいたら2時間が過ぎていた。残りの会期はシルバーウィークの前半の週末となるため、混雑覚悟ではあるが、年に2回しかないこの機会をお見逃しなく。
『2022 秋の大北海道展』
https://www.keionet.com/info/shinjuku/event/hokkaido_2209.html
場所:京王百貨店 新宿店 7階大催場
期間:9月6日~19日
時間:各日午後5時閉場
※筆者プロフィール
渡邉香織
ファッション、ライフスタイル、美容、おでかけ、グルメ...。女性が好きなものをひたすらに取材しつつけるエディター。ことグルメに関しては、全国各地、ジャンクフードから高級フレンチ、赤提灯にコンビニ飯までジャンル問わず、ひたすらリサーチと食べ歩きを繰り返してます。いえなかグルメ、手土産グルメにも自信あり。皆さんが本当に知りたい情報、心を込めてお伝えします!