フォンターナのかつての同僚に再会し、独立話に興味を持った矢作。そんな頃、暢子(黒島結菜)は信用金庫の坂田と「あまゆ」で会って追加融資のお願いをしようとしていた。だが、その際、とりあえず40万の支払いをしようと用意しておいた封筒を「ちむどんどん」に置き忘れてしまう。
それに気づいて「ちむどんどん」に電話すると、あったはずの場所には封筒が見当たらず、いたはずの矢作の姿もないことから、智(前田公輝)は「矢作が盗んだ」「あの男さ、それしか考えられない」と決めつける。だが、この後、矢作が帰ってきて「不用心だと思ったからレジの中、入れといたぞ」と何気なく告げる。矢作を疑っていたことに気づいた智は土下座で謝罪する。
さらに暢子は、「今月分のお給料少し待ってもらえませんか?信用金庫に追加融資をお願いしたけどどうしても…。約束を破ってしまってごめんなさい。来月もちゃんと払うことができないかもしれません」と、こちらも謝り、「うちの甘い見通しのせいで矢作さんを、このまま引き止めることはできません」と告げる。
だが矢作は「この店に残る」「遅れた分は延滞金も上乗せしてきっちり払ってもらうから帳面につけとけ。俺は明日からもここで働く。ただし一刻も早く店を立て直すこと。もちろん俺もできることは何でもやる」と寛容な態度で、暢子を支える宣言をしたのだった。