4日放送の連続テレビ小説『ちむどんどん』第84話では、房子(原田美枝子)と三郎(片岡鶴太郎)のこれまでが、それぞれの口から全て語られた。
沖縄から出て来た三郎の父は、仲間と起業。三郎はつまり会社の御曹司だった。だが三郎はその環境がイヤで、ケンカに明け暮れていたという。一方、山原村から鶴見に働きに来た房子の両親は、房子を鶴見で生み、育てた。その後、房子は日本料理屋で住み込みの下働き。修業した数年後、鶴見で小さい屋台を持った。
ある日、屋台にチンピラが現れ、房子を強引に誘おうとする。そこへ「美味そうなラフテーあるじゃねえか」と言いながらやってきたのが三郎。チンピラを派手に立ち回りのもと、みごと蹴散らした。それが2人の最初の出会いだった。
ひかれ合っていた房子と三郎でしたが、三郎は親が決めた相手である多江と結婚することに。
— 連続テレビ小説「ちむどんどん」 (@asadora_nhk) August 3, 2022
お互いが相手を捨てたと誤解したまま、長い年月が経っていました…。#ちむどんどん #朝ドラ#宮沢氷魚 #原田美枝子 #片岡鶴太郎#桜井ユキ #田中偉登 pic.twitter.com/JdzuspDyKQ
お互い一目惚れだった。だが2人の恋愛に周囲は大反対。その時の状況について、「どうしても惚れた女と一緒になりてえと思った」と振り返る三郎。だが強引に見合いをさせられ、県人会の中でも家柄のいい娘・多江と結婚する。
三郎が「俺がくよくよしてるうちに房子は、俺の親戚に手切れ金を渡され姿を消した。捜さなかった。俺は、あの人を捨てた意気地なしなんだよ」と回想すれば、房子も「私は、あの人を捨てた。手切れ金を持って県人会を飛び出して念願の料理屋を構えた」と語る。
そして三郎が、「俺のことは憎んでんだろう。合わす顔ねえよ」と告げれば、房子も「あの人は私を憎んでるはず。今さら合わせる顔もないし、多江さんとあの人に迷惑をかけたくない」と、どちらも相手に憎まれてると思い込んでいるのだった。