10日放送の連続テレビ小説『ちむどんどん』第45話では、暢子(黒島結菜)の「フォンターナ」への復帰が認められた。
暢子が苦心の末、完成させた新しいおでんに、店主のヨシ(大島蓉子)は思わず「美味しい…」と一言。さらにそこへ2人の客がやってくる。大根と卵などを食べた彼らは「しみるなぁ!体の芯まであったまるぜ」と絶賛。すると暢子が、「1つ、オススメのタネがあるんですけど試してみませんか?」と、あるおでんを勧める。
暢子が店を任されてから1ヵ月、屋台は客の口コミで連日大盛況に。そんなある日の閉店間際、房子(原田美枝子)がやってきた。試食するとすぐさま、「この出汁、豚を使ってるわね」と見抜く房子。ここで暢子は、豚足、沖縄でいう足てびちのおでんを勧める。これにも房子は「肉の下ごしらえも丁寧。出汁の味付けも深みがある」と評価した。
「出汁は料理の基本。近頃のうちは、変わった味付けや材料にこだわり過ぎて基本の大切さを忘れていました」と、考えを改めたという暢子。房子の亡き妹の話や、10年前引き取られるはずだったことなど語り合った後、房子が言う。「ヨシさんに引き継いだら、来週はあなたが前菜担当。それと賄い当番も」。これに「アイヤー!」と喜ぶ暢子。無事フォンターナに復帰し、ますます料理作りに精を出すのだった。