25歳の若さで女王に即位してから70年の“プラチナジュビリー”の年に公開される本作。イギリスでは連日記念式典やイベントが行われる中、日本でも英国王室に造詣の深いデーブ・スペクターと英国王室ジャーナリストの多賀幹子を迎え、女王をたたえるイベントを実施した。
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王冠と自前だというユニオンジャック柄のジャケットを着て登場したデーブ。登場するなり、王冠を指さし「ここまでやらせます? 芸人じゃないんだから!」とツッコミを入れつつ笑いを誘った。そんなデーブは本作の魅力について「女王になりたくてなったのではなく、(亡くなった)父親のことがあって(女王に)なったんです。それなのに、素晴らしい使命感ですよね。なかなかマネできない意気込みでやってきたわけですから、“今後の王室はどうなるのか”と心配しながら観ていました。二度と現れない女王。明日どうなる? ということで、“あしたの女王(ジョー)”となるわけですけど」とダジャレをまじえて語った。
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一方、多賀も本作について、エリザベス女王の素顔が反映されているとし「しっかりしている方じゃないかと思うわけですけど、映画を観るとイメージが変わる。なんといってもお茶目で優しくユーモアがある。こういう方が70年(女王を)続けられるのかなと思います」とコメント。彼女の人間力の高さを絶賛した。
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エリザベス女王のトリビアを紹介するコーナーでは、エリザベス女王が競馬や、コーギーなどの犬好きだと紹介。「(競馬をすると)ピョンピョン跳ねて『勝った、勝った!』とお喜びになる。16ポンドをもらって自分のポケットに入れるわけですけど、その紙幣には自分の顔が描かれてあるわけです」と笑い交えつつ語った。外遊から帰ってきた際は、子どもに会う前に馬に会い、ひんしゅくを買ったというエピソードが明かされると、デーブが犬好きに絡めて「コーギー(抗議)が殺到する」とボソッとダジャレをつぶやき、会場を笑いに包んでいた。
映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』は、6月17日より、全国公開される予定だ。