トム・クルーズが主演を務める映画『トップガン マーヴェリック』が27日に日本公開。本日23日にトムがプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーとともに来日記者会見を行った。
会場には100以上のメディアが集結。約4年ぶりの来日となるとなるトムは「ジェリーと私は前作を作ってから36年が経ち、この作品をお届けするのに(コロナ禍で)2年待つことになりました。何年も日本に来られていませんでしたが、また必ず日本に行くからね! とずっと言ってきたので、この作品と共にまたこうして来ることができて感動していますし、皆さんに観ていただけるのでとても興奮しています」と感無量の様子でコメント。「戦闘機のコックピットに座っているような体験と、エモーショナルなストーリー、そのすべてが正しく揃ったから作ることができました」「”生きること”を讃えるような映画になりましたし、皆さんが最初の『トップガン』をご覧になって胸を熱くしていただいたときのように、必ず皆さんを楽しませる作品です!」と作品に込めた思いを力強く語った。
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ジェリーは、トムが他の俳優陣と3ヵ月間におよぶ飛行トレーニングに取り組んできたと言い、「(トムらは)実際のパイロットと同じく、曲芸のような飛行をすべてリアルに体験しているんですよ」と強調。続けて「トムはこの36年の間に、映画界でも最高峰の監督や脚本家、俳優たちと仕事をしてきたので、彼の様々な経験と知識がすべて発揮されているのが『トップガン マーヴェリック』なんです」と話した。
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また、会場に集まった記者からの質問にも回答。戦闘機のコックピットの中に日本製の超高性能IMAXカメラを6台搭載したという撮影について問われると、トムは飛行機操縦時の撮影については自身で10年以上考え、実際に試行錯誤を繰り返してきたとコメント。時間がかかってしまいスタジオからも「なぜそんなにも何度も撮影が必要なのか」と疑問視されたこともあったと言い、「短くまとめた映像を大スクリーンでスタジオの方に観ていただいたら、すぐに『オーマイガー、オーケー。進めてくれ』と言ってもらえた」と撮影秘話を語った。
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ジェリーも続けて「一見すると楽勝にも見える映像になっているかもしれないんですが、全くそうではないです。トムのように、素晴らしい経験があり、本物を追求する人間だからこそできること」と言い、「俳優たちはコックピットの中で自分で撮影をするので、飛んでいる間はどんな映像なのか観られない。下りてきてチェックして、ディスカッションをして、そしてまた飛んで再撮影(笑)。地上、コックピットの中や外、別の飛行機からもカメラを向けて、同時に22台のカメラで撮影しているときもあった。非常に複雑で難しいことをやってくれました。多くの方は一度も行くことのない世界を体験できますよ。そして、それもほんの一部です」と長いキャリアを誇るジェリーでも未だかつてないプロセスを経ての撮影だったことを明かした。