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31日、グランプリシリーズ第2戦となる『フィギュアグランプリシリーズ2021 カナダ大会』(テレビ朝日系)が放送され、女子ではロシアのカミラ・ワリエワ15歳が頂点に立った。
昨日の女子ショート。ハイレベルな争いの中、首位に立ったワリエワ。グランプリシリーズデビュー戦ながら圧倒的な演技で、パーソナルベストを更新する84.19点を記録。これは同時に世界歴代2位の得点となった。
そして期待のフリーでは最初の4回転サルコウを鮮やかに決めた。続くトリプルアクセルこそ着氷が少し乱れたが、4回転トウループ、トリプルトウループも高さ十分。フライングキャメルスピンも柔軟性を生かし、4回転トウループ、トリプルサルコウなどそのほかのジャンプも加点が大きく伸びるような文句のつけようのないパフォーマンス。場内はスタンディングオベーションで、彼女を称えた。
得点結果は180.80点。合計得点も265.08点と、今月初頭に行われた「フィンランディア杯」)でマークした世界最高(フリー174.31点、合計249.24点)をさらに更新し、グランプリシリーズのデビュー戦で初優勝を果たした。また2位はエリザベータ・トゥクタミシェワ、3位もアリョーナ・コストルナヤと、ロシア勢がトップ3を独占。日本勢では三原舞依が4位に入り、6位は樋口新葉、そして9位に河辺愛菜となっている。
男子はアメリカのネイサン・チェンが優勝。1週間前のアメリカ大会では ショート、そしてフリージャンプのミスも続き、久しぶりの敗北を味わったが、見事強さを取り戻した。