「私が自分の夢を追って離れてしまっている間に、また、大切な人が…なんか辛いめにあったら…って。それで、怖くなりました。ちょうど明日ですね、震災5年前…」 百音(清原果耶)は菅波(坂口健太郎)に話しだした。震災の日、百音は高校の合格発表を見に父親と仙台へ出かけていた。「島も、家族も友達も、すごく大変だったのに……。妹に言われたんです、『お姉ちゃん津波見てないもんね』って。そんなの仕方ないですよね。でもずっとささってて……」 そんな過去があり、気象予報士によやく合格したものの、そのことをサヤカ(夏木マリ)に打ち明けることができなかった百音。 44話で百音はようやくサヤカ(夏木マリ)に、気象予報士試験に合格したことを伝える。さらに、森林組合の面々にも、組合を辞めて東京で気象にまつわる仕事を目指すことを打ち明ける。残念がる一同だったが、百音の決意を応援するのだった。菅波(坂口健太郎)も百音に影響を受け、迷っていた進路を固める。そして百音には、登米を旅立つ前に、一つやらなければならないことが残されていた。