ダウンタウンの松本人志が27日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、映画館で本編前に上映される映画盗撮防止キャンペーンのCM「NO MORE 映画泥棒」に苦言を呈した。 番組では、映画を10分程度に短縮した違法動画「ファスト映画」の投稿者が著作権法違反容疑で逮捕されたとのニュースが話題に。 松本は「『映画泥棒』のCMが腹立つねん。なんであんなパロディーみたいな、なめくさったコメディーみたいなさ。しょうもない、笑えもせんような。犯罪ならもっと重々しくやれよ」と批判。映画を盗撮した男がパトライトを頭にかぶった一団に追いかけられ、取り押さえられるという同CMのコメディー調の内容を批判した。 これに対し、国際政治学者の三浦瑠麗氏は「一時期は重々しかったんですよ。罪悪感に訴えるCMを流していて、『映画が泣いている』っていうね」とした上、「それがしばらく流れていて、あれに差し替わったのは、私が考えるに、おそらく、そういう罪悪感を訴えるアプローチは効かない、むしろ人間は違法だと分かっていてもダウンロードしてしまう」と説明。現在の「NO MORE 映画泥棒」CMは、モラルに訴えかけるより盗撮が処罰されることを強調していると指摘した。