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「キミとホイップ」は全国に11店舗を展開。その名の通り、キミ(卵黄)とホイップ(メレンゲ)にこだわった純生カステラ専門店とのことだ。基本商品は、「プレミアム純正カステラ」(ホール 1060円、ハーフ 630円)、宇治抹茶カステラ(ホール 1260円、ハーフ 730円)、珈琲カステラ(ホール 1260円、ハーフ 730円)。店頭のポップによると、近日それぞれにカスタードホイップが入ったバージョンも販売開始となるようだ。
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焼き上がり受け取り予定時刻は11時から19時まで1時間刻みで設定されており、プレーン以外の商品は1日2回しか提供時間がなかった。またある日の昼に店舗に電話をしてみたところ、珈琲カステラは予約でしか購入することができなかった。
店舗には正面に駐車場があったが、すでにいっぱい。客も次から次とやっきて、なかなか繁盛しているようだった。店内はこじんまりとしており、イートインはなく、レジ横に焼き上がった正方形のカステラが並べられていて、それがまた食欲をそそった。この光景は、今流行の高級パンの演出にも似ているように感じた。
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プレーンの味はしっとりしていて、従来のカステラよりもどちらかというとケーキを食べているような感覚に近い。抹茶も濃厚で、なかに北海道産の黒豆が入っており、これがまた異なる触感を与えて旨さを引き立ててくれる。冒頭、キミにこだわってると述べたが、コクがある赤穂の地鶏卵を使っている。
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この台湾カステラ、食べ方はいろいろだ。店にあったパンフレットによると、そのまま食べるほか、レンジで30秒ほどあたためる、トースターでさっくり仕上げる、冷蔵庫で冷やして食べる、といった食べ方が書かれていた。
さっそく抹茶を温めて食べてみたが、なるほどしっとり感が増し、また違ったおいしさが味わえた。