『水曜どうでしょう』(HTB)と海外旅行ガイドブック『地球の歩き方』がコラボレーションした『水曜どうでしょう×地球の歩き方』<下巻>が21日に発売される。
2020年10~12月にかけて放送された『水曜どうでしょう』(HTB)2020最新作。12年ぶりとなるどうでしょう班4人だけの海外ロケということで注目を集めた同番組だったが、その行き先は4度目のヨーロッパだった。1997年に21ヵ国完全制覇という目標を掲げ無謀な計画に挑むも、13ヵ国で断念。1999年のリベンジでは人間を破壊する北欧の壁に阻まれ、4ヵ国にとどまった。
2006年には、アイルランドをはなから無視し、「20ヵ国完全制覇」と タイトルまであっさり変えてようやく全てを回り切ったつもりでいたが、4人はどこか不完全燃焼。結果、昨年の放送につながった。同書では、21年にわたる壮大なヨーロッパ旅の記録を「地球の歩き方編集室」が写真と活字で克明に再現。2020年12月に発売された<上巻>は初版の1万部が発売日を待たず予約のみでほぼ完売するなど人気を博した。
今回、<上巻>重版とともに、<下巻>が21日に発売。情報が古すぎてガイドブックとしては使えない?!という難点を補って余りある ファン必携の番組ガイドブックとなっている。ちなみに、上巻には鈴井貴之と大泉洋の「今さらふり返るヨーロッパ」独占インタビューや、幻の1st写真集から選りすぐった嬉野雅道ディレクター撮影の巻頭グラビア(スナップ集)が、また下巻には同じく幻の1st写真集から大泉洋が当時旅の合間に書き綴っていた「ロケ日記」に 加え、2020年の最新作「21年目のヨーロッパ21ヵ国完全制覇」の記録が収録されている。
同書について、ディレクター陣からは「これはホント、我々でさえ思い出せないところまで丁寧に調べている。すごいです」(藤村忠寿チーフディレクター)、「この本は物凄いですよ。ヨーロッパでぼくらが訪れたホテルやメシ屋まで網羅してますからね。よく調べましたよねぇ。地球の歩き方調査部の仕事は計り知れないです」(嬉野雅道カメラ担当ディレクター)などのコメントが寄せられている。