俳優・えなりかずきが6日、亡くなった橋田壽賀子さんについてブログにつづった。
えなりは橋田さんが手掛けたドラマ『渡る世間は鬼ばかり』シリーズ(TBS)に中華料理店「幸楽」の長男・小島眞役で幼少期から出演していた。
えなりは「突然の訃報」と題してブログを更新すると、「橋田先生のニュースを知って、本当に驚いております。橋田先生といえば、週に何日もジムに通い、元気に世界を飛び回っているイメージでした。それゆえ、このニュースが全く信じられず、とてもとても悲しいです」と悲しみをつづった。
続けて、15年前に旅番組で橋田さんと長崎を訪れたことがあったというえなりは、「今までにないくらいの長い時間をご一緒させていただき、先生が生きてこられた時代の厳しさ、それに打ち勝つ強さ、目標に向かう努力の大切さを聞かせていただきました。語ってくださったそのお姿は今も目に焼きついています」と回顧。
さらに、「橋田先生が『小島眞』というキャラクターを生み出してくださったからこそ、わたくしは今もテレビの世界でお仕事をさせていただいております」と、『渡る世間は鬼ばかり』を手掛けた橋田さんに感謝の気持ちをつづった。
橋田さんの好奇心旺盛でクリエイティブな生き方に共感していたというえなり。しかし、その一方で「直接質問させていただく機会は何度かあったにも関わらず、やっぱり緊張していたり、こんな質問は失礼ではなかろうか、怒られるんじゃないか、お忙しいのに自分の質問で時間を奪ってしまったら申し訳ないなとか、自主規制をしてしまって、聞きたいことを聞けずにおりました」と明かし、「厚かましいと思われても、もしかしたら怒られたかもしれませんが、聞きたいことは聞いてみればよかったと後悔しています」と記した。
最後は「きっと橋田先生は天国でも元気に歩き回って旅をして、創作活動をなさっているんじゃないかと想像しております。わたくしが天国に行けたなら、こちらで伺ってみたかったことを聞いてみたいと思います。その日までは橋田先生のパワフルな行動力を見習って、日々頑張ります」とつづり結んだ。