aikoが、3月1日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演。代表曲にまつわる意外な秘話を明かした。
2000年、『ボーイフレンド』がヒットし、その年の『第51回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしたaiko。このサビ部分に出てくるのが「テトラポット」だが、これはもともと「絶対に歌詞にできないような言葉」を歌の中にあえて入れようと考えたのだとか。
ただしこの初『紅白』の際、NHK局内では、消波ブロックの商標名「テトラポッド」に該当し、特定商品の宣伝に当たるのではないかという問題も浮上したそうだが、彼女が歌詞として書いた言葉は「テトラポット」。最後の文字は正しくは「ド」なのだが、彼女はそれを勘違いしたようで、「ト」と濁点をつけないまま歌詞にしていたという。
これについてNHKとしても、商標名とは該当しないとの判断から曲は変更されず、そのまま歌えることになったという。この一連の話をしたのはネプチューン堀内健。「昨日、『アサヒ芸能』に載ってた」と、週刊誌でたまたま読んだと笑っていた。
これに対し、くりぃむしちゅー上田晋也は「どこから情報、仕入れたんだ!」と思わずツッコミを入れつつ、aikoに「それが今や(ブランド名の)“ドルチェ&ガッバーナ”はいいわけですもんね」と振った。昨年末の『紅白』に『香水』でに初出場した瑛人は、同曲に登場するこのフレーズを歌えるのか話題になったが、結局、問題なく歌えている。こうした時代の変化に彼女は「そうですよね、確かに」と納得していた。
aikoはさらに名曲『カブトムシ』の“誕生”秘話も披露。もともとは実家で父親がカブトムシを飼っていたという。さらに彼女は、硬い殻で守られてはいるものの、裏を向けたら軟らかくて弱いカブトムシと、自分を守りながら喋っている自身の心が一緒だという思いで書いたと話していた。